2014年4月11日金曜日

秘蔵(?)の革・・・・

工房の二階には大きく革を広げる作業台があります。
また材料もストックされています。
メインは革ですが金具や副資材も色々と積まれています。

実は三階というか屋根裏部屋もありましてそこにも色々とストックしていたりします。
今日ちょっと探し物をしていて三階のストック場を見ていたら・・・・なんだっただろうと思い出せない紙包みがいくつかありました。
広げてみたら、あら、この革ってまだ持っていたんだと言う感じで今は入手出来ない革を幾つか発見しました。
デッドストック的な革はある程度の種類と量を保管しているのですが、把握し忘れのものもあるのです(笑)

プイのアルペン。
ベネシアと並んで大好きだったクロム鞣しのカーフです。
張りがあるのですが柔らかみもあり、よく揉めば縫い返しの製品にもむく革です。
私たちの大好きな緑が残ってありました:)


続いてイタリアのタンニン鞣しのシボのある牛革です。
しっとりとオイルが含まれている革です。
バダラッシーのミネルバボックスに似た雰囲気の革ですが、タンナーも鞣し方も異なる革です。
当工房での取り扱いが終わってから十数年経つのでその間、眠っていた革です。
油分がブルームとして浮き上がり、熟成感がなかなかいい感じです。
黒とモカっぽい茶が出てきました。




この革の製品は随分以前に大きなトートバッグを作って使用していましたが、油分の多さの割りには手触りはあっさりとしていて、けれども使い込むと良い雰囲気の出てくる革です。


これらはバイーアを仕立てようかと思っています。

最初に挙げたアルペンの緑は、リュックでも作りましょうか・・・・・
形にする時が楽しみです。
バイーアは近々・・・・かなぁ:)

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