2011年6月23日木曜日

ブライドルレザーのショルダーバッグの全容

ここのところ製作していたブライドルレザーのショルダーバッグ。
こんな感じです。

当工房は現在はフルオーダーはお受けしておりません。
けれど今回はフルオーダーというかなんと言うか・・・・・
実は大学時代からの友人のオーダー品なのです。
希望を聞いたうえでこちらのやりたいことをベースに製作させてもらい、密かに暖めてきたことを実験的に盛り込んで ・・・・。
なのでオーダーと言うよりは、新作の試用を受けてもらっているような側面があるのです。

私が北海道に戻ってきて日下公司を立ち上げた時に彼はショルダーバッグのオーダーをくれました。
その時作ったものを今でもほぼ毎日使ってくれています。
ものすごいヘビーユーザーなのです。
何度か修理を繰り返し、交換可能なパーツは交換し・・・・そうして使ってもらってきたのですが十数年の時を越えさすがに修理も厳しい部分も出てきました。
そこで今回は傷む部分は交換可能・傷みそうな部分は傷まないような構造にする、そういった方向で考えて製作したのです。



ベロやショルダーなど何年もハードに使っていく中でどうしても痛んでくるパーツは交換可能な構造にしています。



それとともにとにかく傷みやすい部分を少しでも減らす構造を考えてみました。
がっちりとした作りで作った外縫いの鞄でもコバが傷むほど使い込む彼。
コバを傷ませないようにするのはどういたもの・・・・
かと言って縫い返しでは胴がすり切れてしまうであろうからそれも却下。
どういう構造が傷みが少ないか考えたのです。


ブライドルレザーでこの作りをしたら、まるでトランクとかアタッシェのような感じもします。
実は近々、このバリエーションでソフトアタッシェのようなものをリリースしたいと思っています。

今回はインナーバッグでこんなものも付属させました。
A4のクリアファイルが入りタバコとUSBメモリーを何本かセット出来、そして老眼鏡(!そんな年なのですよ)も入るポケット。このインナーバッグやポケットは、使い方にあわせて変えることが可能な作りにしてあります。


さて今度はどんな風に使い込まれていくのでしょうか。
楽しみです。

3 件のコメント:

  1. なにこれ?っていう感じです。気になって仕方ないです。手に入らないのですーよね。

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  2. ほっ欲しいっす。フルオーダー受けていないようですが、どうしたらいいですか?
    日下公司スーパーゴールド会員ぐらいにならないとだめですか?

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  3. 革はブッテーロを使用して製品化すると思います。
    とは言え、例によって当工房のことですから定番化して店頭に並ぶまでどれだけの時間がかかることやら・・・・です。
    定番化以降であれば、店頭では受注製作をお受け出来ると思います。
    気長にお待ち頂ければ・・・・と思います。
    宜しくお願いいたします!!

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