2007年3月21日水曜日

R0013351












今、進めている鰐の棒屋根ボストンバッグ、課題の一つが鍵が使えるようにして欲しいと言う事でした。



錠自体は壊れていません。開け閉めする鍵を紛失されていました



鞄の鍵って正直なところ、あまり複雑な物はありません。(複雑な物が無い訳ではありません、念のため・・・)
と言うのも、鞄自体を奪われたりした場合は、切り裂いてしまえば中身は取れる訳です。
と言う観点から考えますと、一時的にクロークなどに預ける場合などに守られる程度のセキュリティー維持が殆どです。
この鞄の鍵も、さして複雑な物では無いようです。



私が資料として収集して来た鞄の中の、古い棒屋根が錠前の部分の外観が同じでした。
鍵を合わせてみたところ、合致しました。
同じところで作った棒屋根の口金なのでしょう。
そこで、私の持っている鍵から鍵の複製をする事に致しました。



画像の手前がオリジナルの鍵で、奥が作って頂いた鍵です。



同じ形状とは言え、鍵は鍵。
実は作って頂いて3度作り直して・調整をして頂きました。


古い為もあってか、コンマ数ミリの引っ掛かりの差で、うまく作動しなかったりしました。
鍵を作ってくれた金属造形の作家さんにはエライ苦労をかけてしまいました・・・



こういったことを依頼出来る仲間を持てているのは宝の一つだと思っています。



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