2006年12月14日木曜日

とある匂い袋・・・

先日、昔やっていた教室の生徒さんが立ち寄って下さりしばらくぶりにお話しをしました。
生徒さんとは言え、私よりも古くから札幌で袋物の仕事と教室をされていらっしゃる方。
私たちのやっていた教室には、参加される必要は無いでしょうと当時お話しましたが、革のものでも硬い素材やかっちりとした鞄は専門では無いので勉強したいと参加して下さっていた方です。



近況をお伺いしていて出た話し。
普段は、織物の作家さんなどの作品を額縁状に配したバッグを作ったりする事が多いそうです。けれどこの夏に、急ぎの仕事で小さな布袋を数百個作って欲しいという依頼があったそう。わりとざっくりとした綿の布の小さな袋。口も始末もしないでいいから・・・との依頼で、そんな仕上げでいいのか躊躇したものの先方の依頼がそうなのだからということで、製作したそうです。何に使うものなのか聞いたところ、石狩の方であるイベントで使うと言う説明だったそうです・・・



そこまで聞いて、piroと二人顔を見合わせました。
この夏、私たちも行ったRSRという野外のロックフェスでのイベントの一つ。
トドマツの間伐材のチップに精油で香りづけしたものを小さな袋に詰めて紐で口を縛る匂い袋を作るイベントがあったのです。何種類かの精油があり、虫除けやリラックス効果があるものです。道産材の間伐材を使い、森林資源について考えてもらう機会を提供するイベントがあったのです。
その袋が、件のそれだったわけです。



こういう風につながりがあったとは思いませんでした。
その袋は今も部屋にぶら下がっています・・・
R0012490



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